火災予防は、単に法令の整備や消防機関等の指導だけでなく、これに応えていただける一般住民の協力があってこそ、はじめてその目的を達することができるものです。
火災の統計をみると、建物火災件数のうち、半数以上は住宅部分からの出火であり、一般家庭における火災を防止することが、ぜひとも必要です。
このため、民間防火組織として、婦人防火クラブや、幼年消防クラブ、少年消防クラブが各地域において結成されています。
各クラブでは、家庭において使用されている電気、ガス、石油器具等についての危険性や正しい取扱い方法、火災が発生した時の避難通報要領、初期消火方法などの習熟に努めるとともに、地域防災思想の高揚に取り組んでいます。
クラブの数 | クラブ員数 | |
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女性防火クラブ | 146クラブ | 31463人 |
幼年消防クラブ | 270クラブ | 37548人 |
少年消防クラブ | 13クラブ | 1917人 |
合 計 | 429クラブ | 70928人 |
※婦人防火クラブは4/1現在、幼年消防クラブ・少年消防クラブは5/1現在の状況です。
大阪府では各防火クラブ等の防災意識の向上を目的に「大阪府防火クラブ大会」を毎年開催し、婦人防火クラブ等の民間防火組織における防火に対する功績の表彰や防火図画の表彰並びに防火防災に関しての講演などを行っています。